2016.12.20
お知らせ
伶楽舎第十三回雅楽演奏会は、11月30日無事終了いたしました。お越しくださった方々、興味をお持ちいただきました皆様、ありがとうございました。
芝祐靖復曲・構成「露台乱舞」、武満徹作曲「秋庭歌一具」の演奏の様子は、
伶楽舎フェイブックにてご覧いただくことができます。
https://www.facebook.com/reigakusha/?pnref=lhc
2016.11.29
演奏会
伶楽舎第十三回雅楽演奏会~武満徹「秋庭歌一具」
2016年11月30日米(水)19時東京オペラシティコンサートホール
明日の追加チケット販売のお知らせです。
追加席を、当日18:00より、
ホール当日券売場で販売いたします。
舞台約3分の1が見えない見切れ席であることをご了承の上、どうぞお買い求め下さい。
販売予定枚数80枚程度です。
2000円均一 (お席は選べません)
殿上人の雅な宴と、スペシャルな武満徹作曲「秋庭歌一具」、どうぞみなさまお越しください!
2016.11.25
演奏会
伶楽舎が初めて「秋庭歌一具」を演奏したのは1994年のことです。
1994年9月24日、八ヶ岳高原音楽祭で伶楽舎だけでは演奏者が足りず、多くの方にお手伝い頂き「八ヶ岳秋庭歌雅楽合奏団」という名前で演奏しました。
何しろ、伶楽舎としての初めての「秋庭歌一具」、それも八ヶ岳高原音楽堂というすばらしい場所での演奏に、感動でいっぱいでした。この時、武満徹さんに聴いて頂き、終演後、親しく交流させて頂いたことを懐かしく思い出します。
武満さんに聴いて頂いたのは、翌年、1995年10月13日、明治神宮内苑の野外ステージでの演奏が最後となりました。
あれから22年!
伶楽舎は今回も精一杯、渾身の力と心を込めて「秋庭歌一具」を演奏いたします。
<写真>
アサヒグラフ1994.10.28号「”祈りと音楽”テーマに彼岸の音楽祭」p.82
(朝日新聞社・承諾書番号A16-1731)無断転載を禁ず
2016.11.24
演奏会
伶楽舎第十三回雅楽演奏会(2016年11月30日(水)19時/東京オペラシティコンサートホール)は、S席、A席ともに完売いたしました。
公演当日18時から、ホール当日券窓口にて、両サイドのバルコニー席の一部を2000円にて販売いたします。
お席はお選びいただけません。バルコニー右側のお座席からは、舞台の右3分の1が、左側の座席からは舞台の左3分の1が見えません。ご了承の上、お買い求めください。
販売予定枚数は公演前日の11月29日(火)に伶楽舎facebook、東京コンサーツのツィッターにてお知らせします
なお、バルコニー席から見たステージの様子を、東京オペラシティHPの写真で見ることができますので、下記サイトにてご参照ください。(全てのバルコニー席がこのように見えるとは限りません)
https://www.operacity.jp/concert/seat/
2016.11.24
お知らせ
サーバへの不正アクセス障害により、当サイトが一時緊急閉鎖状態になっておりました、ようやく復旧に至りました。
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しました。
2016.11.07
演奏会
11/30公演の前半は、芝 祐靖復曲・構成の「露台乱舞」を演奏いたします。
「露台(ろだい)」とは、建物の外に張り出した、屋根のない床縁、つまりバルコニーとかベランダのような場所のことをいいます。
宮中の「紫宸殿」「仁寿殿」の間にあった屋根のない板敷の場所、つまり「露台」では、平安時代半ばから中世のころ、豊明節会(とよあかりのせちえ)の後に、殿上人たちが朗詠や今様などを歌い「萬歳楽」などを舞って「乱舞」したと伝えられています。五節舞などの大きな行事の後の、今でいえば打ち上げのような宴だったようです。
今回演奏する「露台乱舞」は、伶楽舎の音楽監督である芝 祐靖が、この宮中歌舞の宴の再現を試みたもので、管絃、今様や催馬楽、舞楽などを織り交ぜて、組曲として構成しています。写真は2009年の伶楽舎欧州公演で演奏された露台乱舞の1シーンです。
東京オペラシティコンサートホールで繰り広げられる歌と舞の宴、どうぞご期待ください。
2016.10.21
演奏会
photo by 坂口亜耶
今回の公演で、「秋庭歌一具」を踊る勅使川原三郎さんが、雅楽との出会いについて、文章を寄せてくださいました。
2016.10.19
演奏会
小沼純一さんが音楽情報誌intoxicateにお書きくださった11/30第十三回雅楽演奏会に関する記事が以下のサイトで御覧いただけるようになりました!
どうぞご一読ください。
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/12376
2016.09.26
演奏会
伶楽舎にとって武満徹作曲「秋庭歌一具」は特別な曲です。演奏者29人、演奏時間も50分を超える大曲ですが、これまでに国内外で何度も(24回も)演奏させて頂いています。この、伶楽舎と「秋庭歌一具」の深い関係は、実は伶楽舎音楽監督・芝祐靖の「秋庭歌一具」にかける思いに端を発して、展開してきたものなのです。
初演以来、「秋庭歌」の演奏に関わってきた芝祐靖には「秋庭歌一具」にかける強い思いがありました。「秋庭歌一具」に魅せられ、長年務めていた宮内庁楽部を辞してフリーになろうと決意した経緯や、「秋庭歌一具」の曲の魅力を、国立劇場のインタビューに答えて語っている記事がありますので、ご覧下さい。
(2011年9月10日、国立劇場開場45周年記念9月特別公演「十牛図と秋庭歌一具」に際して。)
2016.09.07
演奏会
2016年11月30日(水)に行われる 伶楽舎第十三回雅楽演奏会では、芝祐靖復曲・構成「露台乱舞」と 武満徹作曲「秋庭歌一具」を演奏いたします。 そのうち「秋庭歌一具」は、今回初めて勅使川原三郎氏と佐東利穂子氏による舞をつけての上演となります。
「露台乱舞」を構成した伶楽舎音楽監督の芝祐靖、「秋庭歌一具」の舞と振付をなさった勅使川原三郎氏をご紹介しましょう。
芝 祐靖 Sukeyasu Shiba
800年余り続く奈良系の伶人の家に生まれ、1984年まで宮内庁楽師をつとめた後、龍笛演奏を中心としたソロ活動に入る。1985年伶楽舎を結成。古典雅楽の演奏のほか、現代雅楽、現代邦楽の作曲・演奏、雅楽廃絶曲の復曲も手がける。国立劇場の正倉院収蔵楽器復元に参加し、敦煌琵琶譜などの復興にも携わる。ソロ、伶楽舎ほかのアンサンブルで、海外公演も多数行う。1998年の長野冬季オリンピックの開会式では雅楽で「君が代」を演奏、世界中に雅楽の響きの魅力を伝えた。2010年ニューヨークとワシントンで特集「芝 祐靖・雅楽の宇宙」が組まれ、公演、絶賛を博した。2003年より日本芸術院会員。2011年文化功労者。
by Norifumi Inagaki
勅使川原三郎 Saburo Teshigawara
クラシックバレエを学んだ後、1981年より独自の創作活動を開始。1985年、宮田佳と共にKARASを結成。振付・舞踊のみならず、舞台美術、照明デザイン、衣装、音楽構成も自ら手掛け、類まれな舞台を次々と発表している。国内のみならず欧米他、諸外国の主要なフェスティバルおよび劇場の招きにより多数の公演を行う他、パリオペラ座バレエ団などヨーロッパの一流バレエ団からの依頼で作品を創作し、国際的に高い評価を得ている。バニョレ国際舞踊振付コンクール準優勝、ニューヨーク・ダンス・アンド・パフォーマンス・アワード(ベッシー賞)等、国内外で受賞多数。2009年紫綬褒章。
伶楽舎 Reigakusha
1985年に発足した雅楽演奏団体。音楽監督・芝祐靖。発足以来、現行の雅楽古典曲以外に、廃絶曲や正倉院楽器の復元演奏、現代作品の演奏等、幅広く活動している。古典雅楽様式の新作の初演はもとより、湯浅譲二、池辺晋一郎、細川俊夫、猿谷紀郎、伊左治直等に新作を委嘱。2015年には、外国人作曲家による雅楽と洋楽器のためのアンサンブル作品をアンサンブル・モデルンとドイツで世界初演し、注目を集めた。武満徹「秋庭歌一具」をこれまでに現代作品としては異例の24回演奏。2001年中島健蔵音楽賞特別賞、CD「秋庭歌一具」で平成 14 年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。