2018.01.14
放送・放映
NHK Eテレ番組「にっぽんの芸能」にて、「平安の音色を楽しむ“露台乱舞”」と題して2016年11月の伶楽舎第十三回雅楽演奏会での「露台乱舞」演奏が放映されます。昨年4月に放映された番組の再放送となります。どうぞご覧ください。
〇番組タイトル:にっぽんの芸能~平安の音色を楽しむ“露台乱舞”
〇放送日時:1月19日(金)午後11時~11時55分
再放送:1月22日(月)午後0時(正午)~午後0時55分
〇番組ホームページ:http://www4.nhk.or.jp/nippongeinou/
〇番組案内:雅楽の持つみやびで華やかな、いにしえの響きに思いをはせる。雅楽演奏グループ・伶楽舎の演奏会(平成28年11月)から音楽監督・芝祐靖の復曲・構成による「露台乱舞」を楽しむ。平安時代から室町時代にかけて宮中で行なわれていた音楽行事をよみがえらせたもので、当時の流行歌や民謡などさまざまな歌謡と舞で構成されている。酒宴もあり一般的なイメージの厳かな雅楽・舞楽と違い親しみやすい内容。出演は芝祐靖、伶楽舎ほか
2018.01.05
放送・放映
昨年9/9に草加市文化会館で開催された「日本の響き」演奏会の録音が、
1/6(土)の午前7時20分~11時50分の
NHKFM「ウィークエンドサンシャイン」ウィンタースペシャルの中で紹介されます。
お話しはピーター・バラカンさんです。
番組ホームページからインターネットラジオ「らじる☆らじる」にリンクできます。
http://www4.nhk.or.jp/sunshine/
どうぞお楽しみください。
2018.01.01
お知らせ
あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、深く御礼申し上げます。
昨年、伶楽舎は佐治敬三賞を受賞、伶楽舎の音楽監督である芝祐靖は文化勲章を受章するなど、嬉しいことが続きました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。
これからも皆様のご期待に沿えますよう、より一層の精進に努めます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 2018年元旦
2017.12.28
お知らせ
伶楽舎の音楽監督芝祐靖の生涯を描いた初の評伝が出版されました。
国立劇場雅楽・伶楽公演、古譜・古楽器の復元、宮内庁楽部からの独立と伶楽舎の結成、武満徹《秋庭歌》ほか現代音楽作曲家との協働、東京藝大での雅楽指導と子どもたちへの雅楽の普及などの活動の軌跡が記されているほか、芝祐靖自身が執筆したエッセイも多数掲載されています。
著者の寺内直子氏(神戸大学国際文化学研究科教授)は、東京芸術大学在学中に芝祐靖氏に雅楽を師事された方です。
1月6日の伶楽舎雅楽コンサートno.33~鶯の囀りといふしらべ でも、販売いたします。どうぞご一読くださいませ。
2017.12.27
演奏会
『枕草子』に「しらべは うぐいすのさえずりといふ しらべ」と記される「春鶯囀」は、『源氏物語』にも、源氏の君がその一部分を見事に舞う場面があり、名曲として知られています。
「遊声」「序」「颯踏」「入破」「鳥声」急声」の6楽章からなるこの曲は、管絃で演奏すると1時間を越え、雅楽に四曲しかない「四箇之大曲」の一つでもあります。
今回の演奏会では、新春を寿ぎ「颯踏」「入破」の部分を舞楽で上演し、管絃にて「春鶯囀一具」を省略せずに演奏いたします。
春の鶯の囀りを聞いた唐の皇帝が作らせたと伝えられる「春鶯囀」。端正に構成された美しい調べとをどうぞご堪能ください。
2017.12.27
放送・放映
2018年元旦、お昼のNHK Eテレ「すごいぞにっぽん!古典芸能・最新形」に伶楽舎も出演いたします。どうぞご覧ください。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=12812
放送予定:2018年1月1日(月)NHK Eテレ 午後0:30~午後2:00
〇伶楽舎の出演する演目:「行道乱声」「獅子」芝祐靖(復曲)
演奏:伶楽舎
ダンス・パフォーマンス:平成伎楽団
〇他に、中村勘九郎、中村七之助他による舞踊「連獅子」、津村禮次郎、森山開次他による「HAGOROMO」、中井智弥他による筝曲「紅蓮の炎」「みだれ」「お座敷歌4SEASONS」なども演奏されます。
2017.10.27
お知らせ
本年度の文化勲章を、伶楽舎の音楽監督である芝祐靖先生が受賞されることが発表されました!
雅楽の伝統を継承しつつ、海外公演や、子供向け楽曲の創作で裾野を広げた功績が評価されました。
文化勲章での雅楽の顕彰は初めてとのことです。
文化勲章の親授式は11月3日に皇居で開かれます。
芝先生、おめでとうございます!
http://www.asahi.com/articles/ASKBR6GTWKBRUCVL02N.html/
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/tradition/CK2017102702000192.html/
2017.07.26
演奏会
雅楽童話『ききみみずきん』楽曲解説
=こどものみなさまへ=
みなさんは、カラスや、牛の声を聞いたことがありますか?鳥や動物たちは、私たち人間にはわからない言葉で、いつも楽しそうにおしゃべりをしています。もしも、その言葉やお話がわかったら、わたしたちも公園や森を歩くのがどんなに楽しくなるでしょう?
「ききみみずきん」の主人公(やすけ)は、キコリという山で木を切るお仕事の若者です。森でキツネの子を助けたお礼に、鳥や動物たちのおしゃべりが人の言葉で聞こえる魔法の頭巾(帽子)をもらいました。さて、この物語にはどんな動物が登場するでしょう?そして、若者(やすけ)はその頭巾をどんな事に使うのでしょうか?
ここ↓にある音楽を聴いて、みなさんもいっしょに歌ってくださいね!
https://youtu.be/eBblgchUObs
=大人の皆様へ(初演時プログラムノートより)=
「ききみみずきん」は、日本でよく知られた童話です。不思議な頭巾をかぶると、鳥や動物の声が人の言葉となって聞こえてくるというお話です。ここに登場する「ずきん」は、現代でいえば、知らない国の言葉を即座に翻訳してくれるスマートフォンのような便利なメディアです。そして、主人公の彌祐(YASUKE)は、このメディアを駆使して人生を切り拓くのでした?!
ところで、雅楽では、初めに”唱歌”という旋律をなぞったような歌を習います。古典の唱歌には、言葉としての意味はありませんが、音楽を言語化して捉えるという発想はとてもユニーク且つ記憶の身体性に適っており、私は、雅楽千年存続の秘密の一つではないかと思うのです。
そこで、雅楽童話「ききみみずきん」の世界では、雅楽古典曲に現れる音型の中から特徴的なフレーズを選び出し、これを鳥や動物たちの鳴き声に見たて、さらに日本語の語感に当てはめて、物語のセリフに翻訳してみました。もちろん、この作業を手伝ってくれる便利な翻訳機はありません。しかし、楽器各々の古典的な奏法にこれらを発見する楽しさは、思えば子供の頃、かっこいいと思う新しい言葉に出逢うたび、それを何度も唱えて遊んだ経験と重なります。そう、使い古された言葉が子供にとっては新鮮なように、千年の歴史を持つ雅楽は、発見と咀嚼の喜びに満ちているのです!
さて、この作品は単なる音型の翻訳にとどまらず、聴き手のアナタに更なる謎掛けとトランスクリプションを期待します。演奏される曲中に、何種類の生き物が登場するか、どんな意図を掴みとっていただけるでしょうか?
東野珠実記
2017.07.17
演奏会
昨年8月に行われた「子供のための雅楽コンサート2016」では、管絃「越天楽」、舞楽「蘭陵王」、昔話と雅楽による「カラ坊風に乗る」を上演しました。
沢山の子どもたちや大人たちが、見て聞いて感じたことをアンケートにご記入くださいましたので、少しご紹介します。
~子どもたちから~
・だがっきがおもしろかった。りょう王がこわかった。(4歳)
・がっきたいけんの しょうのうらのあなをおさえるのが むずかしかった。(小2)
・雅楽はとても聞いていて楽しいです。(小4)
・新聞を書くために見にきましたが、とても色々な事を学べたので、良い新聞が出来そうです。(小6)
~大人から~
・幼児でも充分楽しめる内容でした。
・めったに手に触れられない楽器に触れることができて、子どもがとても喜んでいました。
・とてもきれいな音で感動しました。琵琶を実際に拝見したのも初めてです。思っていたより大きくて、こんな音がするのかと楽しく聴かせて頂きました。
・・・今年もどうぞお楽しみに。
2017.07.13
演奏会
ご好評いただいております伶楽舎夏休み企画「子供のための雅楽コンサート」、今年も開催!
古典曲の管絃合奏や舞楽はもちろん、今回は、皆様ご存知の童話「ききみみずきん」が登場します。
楽器体験や、唱歌体験、さらに下記の動画をご覧頂いただき、会場で雅楽合奏を伴奏に、是非ご一緒に歌いましょう!
※この動画は、2014年初演の際に作成したものです。
子どものための雅楽コンサート2017
雅楽ってなあに
日時:2017年7月31日(月)14時開演(13時半開場)
場所:四谷区民ホール
内容:
雅楽の楽器ってどんな音?
「越天楽」の唱歌をうたってみよう!
「越天楽」を聞いてみよう!
舞楽「胡飲酒」を見よう!
雅楽童話「ききみみずきん」東野珠実作曲・脚本 ほか
☆休憩中に子どものための体験コーナーがあります
チケット代金(全自由席)
大人 前売り1500円 当日2000円
子ども(中学生以下)前売・当日とも500円
*未就学児入場可
チケット申込:
◆伶楽舎Eメール:ticket0731@reigakusha.com(7/29 17時まで受付)
FAX:03-5269-2011(ファックスのみのお取り扱い)
◆東京コンサーツ 電話03-3200-9755 (10~18時 土・日・祝日は休み)
http://www.tokyo-concerts.co.jp
(東京コンサーツのホームページで予約すると、セブンイレブンで支払い、受け取りができます)
音楽監督:芝祐靖
企画主催:伶楽舎
助成:芸術文化振興基金
アーツカウンシル 東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
一般社団法人 伶楽舎 03-5269-0243
info@reigakusha.com