2018.05.12
演奏会
今回の演奏会では、祝賀の曲を管絃と舞楽でお楽しみいただきます。
演奏曲のうち「地久」は高麗楽に分類される曲です。高麗楽は、今日では舞楽で上演されるのが普通で、絃楽器を用いることはありませんが、かつては琵琶や箏を入れた管絃のスタイルでも演奏されることがあり、今日の雅楽演奏の規範となっている「明治撰定譜」にも高麗楽の琵琶譜や箏譜があります。「地久」の破と急の管絃での演奏にご期待ください。
2018.05.12
演奏会
平安時代のころより、祝賀の場に雅楽は欠かせないものでした。御賀や元服などの祝いの儀式では舞楽が舞われ、その後の御遊では管絃が奏されてきました。この演奏会では、祝賀にふさわしい曲を集めて演奏いたします。
第一部では、「歓無極(歓び極まり無し)」と歌う朗詠「嘉辰」、歓喜の声をそなえるという「合歓塩」、慶賀を表すという「長慶子」を演奏します、また「地久」は天長地久を願って通常は舞楽として上演されますが、今回は特別に琵琶と箏を入れた管絃のスタイルで演奏いたします。
第二部では、「賢王万歳」と鳳凰が囀った声を模した曲として、慶事にしばしば演奏される舞楽「萬歳楽」、そして芝祐靖作曲「新作雅楽組曲 瑞霞苑」から、「颯踏・急」の舞楽部分を上演いたします。祝賀の雅楽曲をどうぞお楽しみください。
2018.05.04
録音・録画
ロンドンの放送局BBCにて、4月18日に録音した伶楽舎の雅楽演奏が、BBC Radio3の”Music Planet”という番組で4月25日に放送されました。
下記のサイトでその録音を聞くことができますので、どうぞお聞きください。
”An introduction to traditional Japanese Gagaku music”
https://www.bbc.co.uk/programmes/p0657wzf
2018.02.16
演奏会
1月6日の「伶楽舎雅楽コンサートno.33~春鶯囀を観る・聴く」の公演レビューが、WebマガジンのMercure des Arts”の2月15日号に掲載されました。
下記サイトで、どうぞご覧ください。
http://mercuredesarts.commercuredesarts.com/2018/02/14/reigakusha-33-saito/
2018.01.14
放送・放映
NHK Eテレ番組「にっぽんの芸能」にて、「平安の音色を楽しむ“露台乱舞”」と題して2016年11月の伶楽舎第十三回雅楽演奏会での「露台乱舞」演奏が放映されます。昨年4月に放映された番組の再放送となります。どうぞご覧ください。
〇番組タイトル:にっぽんの芸能~平安の音色を楽しむ“露台乱舞”
〇放送日時:1月19日(金)午後11時~11時55分
再放送:1月22日(月)午後0時(正午)~午後0時55分
〇番組ホームページ:http://www4.nhk.or.jp/nippongeinou/
〇番組案内:雅楽の持つみやびで華やかな、いにしえの響きに思いをはせる。雅楽演奏グループ・伶楽舎の演奏会(平成28年11月)から音楽監督・芝祐靖の復曲・構成による「露台乱舞」を楽しむ。平安時代から室町時代にかけて宮中で行なわれていた音楽行事をよみがえらせたもので、当時の流行歌や民謡などさまざまな歌謡と舞で構成されている。酒宴もあり一般的なイメージの厳かな雅楽・舞楽と違い親しみやすい内容。出演は芝祐靖、伶楽舎ほか
2018.01.05
放送・放映
昨年9/9に草加市文化会館で開催された「日本の響き」演奏会の録音が、
1/6(土)の午前7時20分~11時50分の
NHKFM「ウィークエンドサンシャイン」ウィンタースペシャルの中で紹介されます。
お話しはピーター・バラカンさんです。
番組ホームページからインターネットラジオ「らじる☆らじる」にリンクできます。
http://www4.nhk.or.jp/sunshine/
どうぞお楽しみください。
2018.01.01
お知らせ
あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、深く御礼申し上げます。
昨年、伶楽舎は佐治敬三賞を受賞、伶楽舎の音楽監督である芝祐靖は文化勲章を受章するなど、嬉しいことが続きました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。
これからも皆様のご期待に沿えますよう、より一層の精進に努めます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 2018年元旦
2017.12.28
お知らせ
伶楽舎の音楽監督芝祐靖の生涯を描いた初の評伝が出版されました。
国立劇場雅楽・伶楽公演、古譜・古楽器の復元、宮内庁楽部からの独立と伶楽舎の結成、武満徹《秋庭歌》ほか現代音楽作曲家との協働、東京藝大での雅楽指導と子どもたちへの雅楽の普及などの活動の軌跡が記されているほか、芝祐靖自身が執筆したエッセイも多数掲載されています。
著者の寺内直子氏(神戸大学国際文化学研究科教授)は、東京芸術大学在学中に芝祐靖氏に雅楽を師事された方です。
1月6日の伶楽舎雅楽コンサートno.33~鶯の囀りといふしらべ でも、販売いたします。どうぞご一読くださいませ。
2017.12.27
演奏会
『枕草子』に「しらべは うぐいすのさえずりといふ しらべ」と記される「春鶯囀」は、『源氏物語』にも、源氏の君がその一部分を見事に舞う場面があり、名曲として知られています。
「遊声」「序」「颯踏」「入破」「鳥声」急声」の6楽章からなるこの曲は、管絃で演奏すると1時間を越え、雅楽に四曲しかない「四箇之大曲」の一つでもあります。
今回の演奏会では、新春を寿ぎ「颯踏」「入破」の部分を舞楽で上演し、管絃にて「春鶯囀一具」を省略せずに演奏いたします。
春の鶯の囀りを聞いた唐の皇帝が作らせたと伝えられる「春鶯囀」。端正に構成された美しい調べとをどうぞご堪能ください。
2017.12.27
放送・放映
2018年元旦、お昼のNHK Eテレ「すごいぞにっぽん!古典芸能・最新形」に伶楽舎も出演いたします。どうぞご覧ください。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=12812
放送予定:2018年1月1日(月)NHK Eテレ 午後0:30~午後2:00
〇伶楽舎の出演する演目:「行道乱声」「獅子」芝祐靖(復曲)
演奏:伶楽舎
ダンス・パフォーマンス:平成伎楽団
〇他に、中村勘九郎、中村七之助他による舞踊「連獅子」、津村禮次郎、森山開次他による「HAGOROMO」、中井智弥他による筝曲「紅蓮の炎」「みだれ」「お座敷歌4SEASONS」なども演奏されます。