2021.04.18
演奏会
横笛四重奏「横笛三章」(芝祐靖作曲 1970年)
雅楽の龍笛、能楽の能管、歌舞伎や民俗芸能の篠笛、という、普段は殆どつながりのない三種の横笛を用いて、それぞれの特徴や技法を生かして作曲された意欲的な作品です。
曲は、第一章「響(きょう)」、第二章「韻(いん)」、第三章「韶(しょう)」から成り、初演は能管や篠笛の演奏家とともに演奏されましたが、今回は、1989年に龍笛四人用に改作された楽譜を用いての演奏です。
32年ぶりの再演、技巧を凝らして絡み合う龍笛の四重奏をお楽しみください。
2021.04.10
演奏会
篳篥独奏のための「愣(りょう)」(芝祐靖作曲1988年)
篳篥の独奏曲というのがほとんどなかったころに、芝祐靖が作曲した最初の篳篥独奏曲です。「篳篥の持つ二つの顔、荘厳性(宮中御神楽)と妖惑性を表現しようと試みた」と作曲者が記しています。「篳篥は異国的音色により、とかく敬遠されがち」だった篳篥の表現力を追求した曲です。
2021.04.10
演奏会
「松風楽」芝祐靖作曲(1988年)
芝祐靖は古典様式の曲をいくつも作曲していますが、この曲は芝祐靖の代表作の一つである「露台乱舞」の中に組み込まれるために作曲された小曲です。
平調らしい音のめぐりを生かすとともに、芝の遊び心も感じられる曲となっています。
2021.04.10
演奏会
聲明「三十二相(さんじゅうにそう)」と雅楽「散吟打毬楽(さんぎんちょうぎゅうらく)」
三十二相本曲・散吟打毬楽破
三十二相急曲・散吟打毬楽急
「三十二相」とは の姿の三十二の特徴(瑞相)を数え上げた天台宗の声明で、雅楽の「散吟打毬楽」と合奏されることで知られています。
声明と雅楽は法会の中で同時に演奏されることがしばしばありますが、普通はそれぞれ別々の音楽が同時に演奏されたり、声明の旋律に付楽をするにとどまります。
この「三十二相」と「散吟打毬楽」は異なる旋律を奏でながら不即不離に拍を合わせて演奏される非常に珍しい曲です。
声明と雅楽がお互いの節のめぐりを心得ながら演奏せねばならない難曲であり、演奏が途絶えていたため、明治期から幾度も復曲が試みられているのですが、今回は平成22年(2010)の国立劇場公演で、芝祐靖氏が古譜に基づき研究を重ねた復曲と補曲により、これを演奏します。
声明と雅楽が付かず離れず、荘重な響きで仏世界へといざなうこの曲をどうぞご堪能ください。また、散吟打毬楽破は、現在の雅楽ではほとんど用いられない延只八拍子でで演奏されますので、そこにもご注目ください。
2021.03.23
演奏会
去る2020年11月17日にライブ配信された「伶楽舎雅楽演奏会特別公演【芝祐靖作品演奏会 ~ライブ配信で楽しむ代表作~】」がダイジェスト版となって公開されました。
無料公開ですので、是非多くのかたに見ていただきたいです。そしてこの機会に伶楽舎のYouTubeチャンネル登録もお願いいたします。
2021.03.12
お知らせ
去る3月6日、国立劇場3月特別企画公演「詩歌をうたい、奏でる―中世と現代―
2021.03.08
演奏会
2021.02.19
お知らせ
2021年3月13日に公演が行われる水戸芸術館の音楽紙『vivo』2021年2-3月号に、伶楽舎音楽監督 宮田まゆみの特別寄稿が掲載されました。公演前に、是非ご一読ください。
2021.02.19
お知らせ
去る2021年1月10日に行われたロームシアター京都での公演について、お二方のレビューが、メルキュールデザールというwebsiteに掲載されました。
感動の舞台が蘇る、素晴らしい文章ですので、ぜひご覧ください。
能登原由美さん執筆
http://mercuredesarts.com/2021/02/14/traditional_theatre_as_contemporary_performing_arts_series_vol_4_gagaku-notohara/
チコーニャ・クリスティアンさん執筆
http://mercuredesarts.com/2021/02/14/il-gagaku-incontra-la-danza-contemporanea-cicogna/
2021.02.03
お知らせ
令和三年立春 伶楽舎・<雅楽VR>プロジェクト第三弾として、管絃「越天楽」を伶楽舎YouTubeチャンネルで無料公開いたしました。今回は360度映像をパソコン、iPhone、そしてAndroidスマートフォンで手軽にご視聴いただけます。この機会に伶楽舎YouTubeチャンネルの登録もお願いいたします。
https://youtu.be/s9F00Ye13KU