2022.02.16
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去る2月14日福島、ふくしん夢の音楽堂にて行われた子どものための雅楽教室の模様が、福島のNHKニュースで放映されました。
2022.01.01
お知らせ
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
年頭にあたり、皆さまのご健勝と世界の安寧を心よりお祈り申し上げます。
昨年は、1月のロームシアター「雅楽 現代舞踊との出会い」を皮切りに、定期公演では「舞楽風組曲」「呼韓邪単于」「三十二相と散吟打毬楽」など芝祐靖作曲(復曲)の大曲の数々を演奏致しました。相次いで発令、延長された緊急事態宣言の中、多くの演奏会が延期となりましたが、お陰さまで、10月以降に振替が叶い、有り難いことに、延期公演や新規の演奏会などで忙しい秋となりました。自主企画特別公演として、11月30日に開催した、2018年のパリジャポニスム公演の再演「伶楽舎×森山開次 雅楽で舞う 雅楽と踊る」公演も伶楽舎にとって大きな事業でした。昨年一年間、本当にありがとうございました。
さて、2022年度も幾つかの自主企画公演を予定しております。
5月24日(火)伶楽舎雅楽コンサートno.39〜枕草子を聴く(仮題)(なかのZERO小ホール)
7月23日(土)伶楽舎子どものための雅楽コンサート2022(千日谷会堂)
2023年1月28日(土)伶楽舎第十六回雅楽演奏会(紀尾井ホール)
演奏会情報は、随時、公式サイトやfacebook、ツィッターで発信して参ります。
本年も変わらぬご厚情を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
2021.12.08
演奏会
2021.11.29
演奏会
2021.11.24
演奏会
2021.11.16
演奏会
2021.11.13
演奏会
12月30日公演の後半、ダンスと現代雅楽による最初の曲は、権代敦彦作曲「彼岸の時間」です。
「彼岸」といえば、春分と秋分の頃の仏教行事ですね。太陽が真東から登り、真西に沈むことから、西方に沈む太陽を礼拝して遥かかなたの極楽浄土に思いをはせるときでもあります。
季節は秋、方角は西、調子は平調。
現世の音楽は天上に働きかけ、阿弥陀仏の極楽浄土を荘厳化します。
森山開次さんのダンスとの共演でお楽しみください。
2021.11.07
演奏会
11月30日の「雅楽で舞う 雅楽と踊る 伶楽舎×森山開次」公演の前半は、古典の舞楽から「青海波」と「陵王」の2曲をお届けします。
「青海波」といえば、「源氏物語」の紅葉賀で、源氏の君が頭中将と二人で舞い、そのひかり輝く美しさに皆が涙するシーンが有名です。
いにしえよりこの舞は、上皇の賀の祝いなどの大切な行事で若き貴公子によって舞われる特別な舞でした。
萌黄色の青海波模様の上に千鳥の刺繍を施したとても豪華な装束を身にまとった二人の舞人が舞う舞はとても優雅で、時に波をイメージさせるような動きも見られます。
また後半、特に賑やかに打ち鳴らされる太鼓や鞨鼓の奏法はこの曲でしか用いられないもので、男波、女波、千鳥懸と美しい名前が付けられています。
舞楽「青海波」の調べと舞を、紅葉賀のシーンを思い浮かべながらどうぞご覧ください。
2021.11.07
演奏会
テアトロ・ジーリオでの舞楽、もう一曲は「陵王」。舞楽の中でも上演頻度の高い、とても人気のある舞です。「陵王」というのは北斉の武将、蘭陵王の高長恭という実在の人物です。大変な美男子であったため、戦の折には厳しい仮面を着けて戦場に赴き、勝利を収めたと伝えられています。
龍をいだいた面をつけて舞う軽快華麗な舞も素晴らしいですし、華やかな旋律や軽快なリズムをあわせ持つ音楽もまた面白く心躍る名曲です。
2021.11.07
演奏会
11月30日の「雅楽で舞う 雅楽と踊る 伶楽舎×森山開次」公演。
後半の2曲は現代雅楽に合わせて森山開次さんと4人のダンサーが踊る作品です。
どちらもパリの国立フィルハーモニー・ド・パリの大ホールにおける「ジャポニスム2018」公演で上演され、高い評価を得ました。
このうち、猿谷紀郎作曲「綸綬(りんじゅ)」は、作曲者が伊勢神宮の神嘗祭に参拝した時の印象をもとにした作品です。
綸綬とは御簾のふちを飾る、絹糸を縒り合わせたもので、この美しさと誇りを参拝の象徴として、題名にしたといいます。
曲中では雅楽の楽器だけでなく、サヌカイトという讃岐地方で採取される固く緻密な石の澄んだ音や、律鐘というリンのような鐘の音も多用されます。
「綸綬」の演奏と、そこに縒り合わす5人のダンサーによる踊りに、どうぞご期待ください。