2024.05.31
演奏会
昨日から若干のキャンセルがあり、現時点で、当日券は30枚ほど販売できる見込みです。
18時から販売いたしますので、みなさま、何卒ご利用くださいますよう、ご案内申し上げます。
2024.05.27
演奏会
5/31開催の雅楽コンサートno.42「源氏物語を聴く」の当日券は、18:00より四谷区民ホール受付にて販売いたします。25枚程度の販売予定です。
2024.05.21
お知らせ
国立劇場くろごちゃんねる配信「雅楽を楽しむ」第二弾として、平
1回目:5/21(火)~5/27(月)(購入は5/26まで)
2回目:5/28(火)~6/3(月) (購入は6/2まで)
2013年から2019年まで「雅楽を楽しむ」「大人のための雅
下記から購入できます。
https://eplus.jp/sf/detail/410
https://eplus.jp/sf/detail/410
(イープラスのストリーミング+」の仕様で、1週間ずつ申込み、
内容:
雅楽を知ろう(楽器紹介、越天楽 3つの調の聞き比べ など)
管絃 壱越調 迦陵頻
双調 鳥
舞楽 左舞還城楽(太食調)
2024.05.14
お知らせ
国立劇場くろごちゃんねるで、「雅楽を楽しむ」
2024/5/14(火)10:00~ 2024/5/20(月)23:59
2013年から2019年まで「雅楽を楽しむ」「
下記からご購入いただけます。(500円)限定一週間、是非、ご覧ください。
イープラスURL
https://eplus.jp/sf/detail/4095690002-P0030001P021002?P1=1221
2024.05.09
演奏会
東野珠実作曲「幻想女楽『花かさね』」について、作曲者よりご寄稿いただきました。
若菜下巻に描かれた六条院の女楽は、光源氏を取り巻く女君が一堂に会する、物語の進行上も重要な場面です。女君達それぞれに運命を背負い、互いの心情が御簾のうちに交錯する劇的な展開ながら、ここに彼女らが奏する具体的な曲名が記されていないことが一つの謎とされております。しかし、「記述がないが故に創造の余地が残されている」との、国文学者として源氏物語の音楽を生涯をかけて研究された故・石田百合子先生のご示唆によって、拙作幻想女楽『花かさね』が誕生しました。(2008年伶楽舎委嘱作品 雅楽コンサートno.20“御簾のうちそと”にて初演)
初演版では演奏を主体とする意味で一人の奏者が複数の人物を弾き分ける形となりましたが、このたびの改訂にあたり、極力、物語の記述に沿って楽曲を再構成いたしました。絃物を中心に展開する本作は、平安時代に重用された琴を含む現在では大変珍しい編成です。そして今回、歌物には平安時代の音韻を用いることとし、私の女子高生時代からご縁のある深澤節子先生にご指導いただきました。さらに、現在伝承が途絶えた『葛城』の再興にも挑戦します。楽器各々の音色の肌触りをお楽しみいただきつつ、めずらしく今めきたる“響きのかさね”を創出したいと存じます。どうぞご期待くださいませ。
東野珠実記
2024.05.06
演奏会
催馬楽「青柳」の歌詞は「鶯が青柳を片糸にしてより合わせ、縫い上げたのが梅の花笠なのです。」というような意味。いかにも春らしい歌詞ですね。「源氏物語」でも春の遊びに登場します。
例えば、春の盛り、紫の上の御殿(春の町)で船楽が催され、秋好中宮(秋の町)方の女房達が招かれて花々を楽しまれた日。
日が暮れてからも、人々は管絃や舞が楽しみ、呂から律に調子が変わると「喜春楽」演奏に続いて、催馬楽の「青柳」を兵部卿宮が見事にお歌いになったといいます。(胡蝶の巻)
また源氏の四十歳を祝って玉鬘が若菜を献上された折の管絃の遊びでも、殿上人の素晴らしい演奏の後、夜が更ける頃に「青柳」が歌われ、鶯も驚くほど素晴らしいものになったという情景が記されています。(若菜上の巻)
ただ、残念なことにこの催馬楽は伝承が途絶え、現在では伝えられていません。今回は芝祐靖先生により復曲された「青柳」を演奏いたします。「極楽は」の歌詞に変えて歌われることもある曲です。
2024.05.06
演奏会
「源氏物語」の花宴の巻に、南殿の桜の宴の折に「春の鴬囀るといふ舞」つまり「春鶯囀」の舞楽をたいへん面白くご覧になった東宮が、源氏の君に舞を所望するシーンがあります。
前年の秋の紅葉の賀では、源氏が「青海波」を舞っていますので、東宮はその素晴らしさを思い出したのでしょう。
源氏の君はお断りもできず、「たちて のどかに 袖かへすところを ひとをれ気色ばかり舞ひたまへる」のですが、それだけでもたとえようもなく素晴らしく、左大臣はうらめしさも忘れて感涙されます。
どんな舞ぶりだったのでしょう。
『枕草子』にも「調べは・・・鶯のさえづりといふ調べ」とありますので、平安時代、この曲は人々に親しまれていたようですね。
唐の高宗が鶯の声を聞いて楽工の白明達にこれを写させ、舞曲を作らせたとも伝えられるこの曲。6つの曲からなる一具(組曲)のうち、今回は3曲目の「颯踏」と4曲目の「入破」の舞楽をご覧いただきます。
2024.05.04
演奏会
源氏の君が笛を吹きながら幼い紫の君に箏を教えるシーン(「紅葉賀」)に、「ほそろくせりというものは名は憎けれど、おもしろう吹きすまし給へるに、掻き合わせまだ若けれど、拍子違わず上手めきたり」と記されています。今聞いても面白い曲名ですが、昔もそう思われていたのですね。
実はこの曲、今では長保楽破(ちょうぼうらくのは)と呼ばれています。保曽呂倶世利を破とし、加利夜須を急として舞楽にしたのが長保年間だったためです。
源氏の君は笛が吹けただけでなく、箏を教えることができるくらい精通していらしたんですね。そして紫の君も覚えが早くて音楽の才能があったことがうかがえます。
普段この曲は舞楽として上演いたしますので、篳篥・高麗笛と打ちもののみで演奏するのですが、今回は琵琶・箏も入れた管絃で演奏いたします。
2024.05.04
演奏会
伶楽舎の雅楽コンサートno.42では、源氏物語に描かれた音楽シーンをいくつか取り上げてご紹介します。
「秋風楽」は物語に数回登場する曲です。「紅葉賀」の巻では子どもが舞う童舞の曲として描かれ、「少女」では、内大臣(かつての頭中将)が和琴を掻き合わせながら、この曲を唱歌してするシーンがあります。もう1か所「篝火」に「風の音秋になりけりと、聞こえつる笛の音」と記されているのも「秋風楽」のことかもしれません。
今回の「秋風楽」の演奏は16名編成の管絃に和琴を加え、物語に描かれているような、ごく少ない人数の貴族たちが楽しく吹いたり弾いたりしている風情も、感じられるよう工夫してみたいと思っています。「さしやりて ゆしたまふ御手つき いとうつくしければ」と「源氏物語」に記されている、お箏の絃を左手で押す奏法や、琵琶の風香調の調絃など、当時の調絃や弾き方もさぐってみます。
紫式部の時代の雅楽の響きに想像を膨らませながら聞いていただければ幸いです。
2024.05.03
お知らせ
国立劇場のキャラクター・くろごちゃんが案内人を務める「くろごちゃんねる」にて伶楽舎が取り上げられます。5月7日より、解説と実演で雅楽を紹介する「雅楽を楽しむ」を配信にてご覧いただけます。
※くろごちゃんねるは、今回からイープラス・ストリーミング+より配信します。
https://eplus.jp/sf/detail/4095690002