2025.04.21
演奏会
〇新撰楽譜より 遊児女(芝祐靖復曲 1994年)
「遊児女」は盤渉調に属する遠楽(現在は伝承されていない雅楽曲)です。
今回は、伶楽舎の第一回目となる雅楽演奏会(1994年6月16日、東京文化会館小ホール)のために、芝祐靖が訳譜した曲を演奏します。この時演奏された「曹娘褌脱」の前に奏する道楽(入場音楽)として訳譜されたもので、通常のような管絃の編成にはせず、正倉院復元楽器である「排簫」で奏するフリーリズムの曲に訳されています。
芝はこの曲について、
「古代中国、隋の煬帝の作とつたえられる『遊児女』ですが、訳譜から浮かび上がった音楽は、別称の「恋女子」の曲名の方が合っているかもしれません。」
と書いています。どのような音楽でしょうか。お楽しみに。
2025.04.21
演奏会
神前神楽 青葉の舞(芝祐靖作曲 宮田まゆみ作舞 2007年)
仙台にある大崎八幡宮の御鎮座400年記念して芝祐靖が作曲、宮田まゆみが作舞した曲で、2008年に初演されて以来、大崎八幡宮の外で上演されるのは今回が初めてとなります。
曲は音取、破、道行乱声、急、退出音声からなり、「破」の神楽歌は男声的に力強く、「急」の神楽歌は軽快に宴のさまをイメージしたもの、その間には行軍をあらわす雅楽合奏「道行乱声」を配するという変化に富んだ曲調となっています。
神楽歌には、初代千代藩主である伊達政宗公が仙台の末長い繁栄を願って詠んだ和歌
「入りそめて 国ゆたかなる みぎりとや 千代(ちよ)とかぎらじ せんだいのまつ」
が歌われます。
舞は4人の女性によるもので、今回は大崎八幡宮の巫女さんと伶楽舎員が共に舞う予定です。
社殿彫刻の鶴が刺繍された「狛鉾」の装束と同系の美しい装束に天冠をつけ、手には真榊や花束を持って舞う舞姿にどうぞご注目ください。
2025.03.03
お知らせ
2025.01.17
演奏会
猿谷紀郎さんは、1997年に一柳慧氏の委嘱によりTIME(Tokyo International Music Ensemble)公演のために、邦楽器と雅楽器のために「臨照(りんしょう)」を作曲されていますが、その後も伶楽舎の委嘱により「凜刻(りんこく)」「綸綬(りんじゅ)」を作曲いただくなど、雅楽器を用いた曲をいくつも作曲されています。
今回は管絃2管通りの11人編成にて、新曲を書いていただきました。
Division 11 とは、文字通りこの曲が11の部分からなることを意味しますが、11には他にも隠されたいろいろな意味があるようです。
「雅楽の響きの中に、未来永劫続く、輪廻の夢を見ていただければ幸いです」とのメッセージをいただいております。
どうぞご期待ください。
2025.01.07
未分類
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年、伶楽舎は創立40周年の年を迎えます。
40周年記念、第一弾として以下の自主公演を予定しています。
1月24日(金)19:00伶楽舎第17回雅楽演奏会@紀尾井ホール
https://reigakusha.com/home/concert/4921
長年取り組んできた現代雅楽の傑作、武満徹作曲「秋庭歌一具」、伶楽舎創立者の芝祐靖先生の代表作、唯一無二の心踊る管絃曲「舞風神」、そして40周年記念として、ずっとお世話になっている猿谷紀郎さんの「輪廻 Division 11」(委嘱初演)を演奏いたします。
一同、気持ちも新たに精進して臨みたいと存じます。
【以降の自主公演予定】
5月21日(水) 雅楽コンサートno.43 古典様式の作品を集めて〜伶楽舎40周年記念(芝祐靖作品演奏会その5)〜(仮題)@渋谷・さくらホール
2024.12.28
放送・放映
2024.12.17
演奏会
管絃のための「舞風神」序・破・急(2008年作曲)は、ミュージック・フロム・ジャパン創立35周年を祝って作曲された曲で、2010年2月北米ツアーの折、ニューヨーク・マーキンコンサートホール公演で初演されました。
京都・蓮華王院(三十三間堂)にある風神像が、風袋を絞りつつ鳴き叫び、今にも飛びかかろうとしている姿に迫真の気勢を感じ、この風神像のイメージで作曲されたとプログラムノートにあり、委嘱者のMusic from Japanの頭文字MFJを生かして「舞風神」という曲名がついたと聞いています。
この曲は、雅楽の古典形式に倣って、序・破・急の三章となっています。
「序」は、静謐の蓮華王院の佇まいを表し、フリーリズムの序の様式。
ゆったりした「破」の部分は、平安時代から三十三間堂に安置され、世の安穏を祈り続けている穏やかな仏像群を表しています。
「急」は、想像の中で、風神像が雲座から飛びおりて軽やかに舞い回る姿が、軽快なリズムと旋律で表現されています。
譜面に「跳拍子」と記されている通り、跳ねるように楽しい曲で、作曲者の豊かな遊び心を感じる名曲です。
2024.12.08
演奏会
2025年1月24日紀尾井ホール公演では、後半に武満徹作曲「秋庭歌一具」(”In An Autumn Garden”)を演奏します。
国立劇場からの委嘱により、武満徹が「秋庭歌」を作曲したのは1973年でした。
その後、この曲を第4曲とする全6曲の組曲として1979年に初演されたのが「秋庭歌一具」です。
翌年レコードに収録されたものの、その後なかなか再演されることがないまま年月が過ぎていたところ、この曲を是非とも再演したいという芝祐靖氏の熱意により、1994年、29名の奏者が集められ、「八ヶ岳高原音楽祭」で念願の「秋庭歌一具」再演がかないました。
翌1995年にも明治神宮外苑での「創造する伝統‘95」で再演し、武満徹氏に演奏を聞いていただくことができたのですが、1996年のタングルウッド公演を含むUSAツアー公演の前に武満氏がご逝去なさったのは本当に残念なことでした。
その後、伶楽舎は国内外にて27回「秋庭歌一具」を演奏してきました。時には舞踊との共演も行ってきましたが、今回は音楽だけでじっくりお聞きいただき、武満徹の雅楽の素晴らしさにたっぷりと浸っていただきたいと思います。
現代雅楽の古典とも称され、広く愛されているこの曲を演奏できることを、一同幸せに思っております。
2024.10.09
お知らせ
先日より募集を開始しておりました琵琶・箏の講習会は、琵琶が定員に達したため、現在筝のお稽古のみ募集しております。少人数で初歩からじっくりと学べる貴重な機会ですので、是非ご検討、ご応募をお待ちしております。
2024.09.24
お知らせ
伶楽舎では初心者向けの琵琶、箏の講習会を2024年11月に全5回(11/6, 15, 18, 22, 29)にわたって行います。受講ご希望の方は詳細を確認の上、メールでお申し込みください。