2026.04.27
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遣唐使の中には、唐で楽器を学び曲を習ってくるだけでなく、秘曲を伝授され、名器を譲り受け、師匠の娘を娶って帰ってきた人もいました。
それが承和の遣唐使の一人、藤原貞敏(807-867)です。
彼が、唐の琵琶博士である廉承武より授けられた、三曲の琵琶の秘曲が「啄木」「流泉」「楊真操」でした。
中でも特に「啄木」は秘曲中の秘曲とされたそうです。
「啄木」といえばキツツキのこと。秘された特殊な奏法の中には「啄木之音」というのがあるのだとか。いったいどんな音なのでしょう。
この曲の伝承は残念ながらとだえてしまったようですが、宮内庁書陵部にはその伝授記録や楽譜が残されており、これを手掛かりとして中村かほるが復曲したものを、演奏会ではご披露いたします。