2025.04.21
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〇新撰楽譜より 遊児女(芝祐靖復曲 1994年)
「遊児女」は盤渉調に属する遠楽(現在は伝承されていない雅楽曲)です。
今回は、伶楽舎の第一回目となる雅楽演奏会(1994年6月16日、東京文化会館小ホール)のために、芝祐靖が訳譜した曲を演奏します。この時演奏された「曹娘褌脱」の前に奏する道楽(入場音楽)として訳譜されたもので、通常のような管絃の編成にはせず、正倉院復元楽器である「排簫」で奏するフリーリズムの曲に訳されています。
芝はこの曲について、
「古代中国、隋の煬帝の作とつたえられる『遊児女』ですが、訳譜から浮かび上がった音楽は、別称の「恋女子」の曲名の方が合っているかもしれません。」
と書いています。どのような音楽でしょうか。お楽しみに。