2023.01.14
演奏会
舞楽は「春庭花(しゅんでいか)」をとりあげます。
この曲は左舞の四人舞で、舞人は蛮絵装束を片肩袒(右肩を袒ぐ)し、太刀を佩き、冠には挿頭花を着けて舞います。二帖繰り返して奏されますが、二帖目になると鞨鼓や太鼓の打法が変わって賑やかになり、四人の舞人は舞台の上をゆっくり回りながら、花が開いたり閉じたりするかのように舞うという、華やかな舞です。
楽曲は、春の調子とされる双調の曲で、明るい響きを持つ名曲です。
平安時代の頃、「春庭花」は、元日節会など春の節会の参音声として用いられたとも伝えられます。新春にふさわしい舞楽「春庭花」をお楽しみください