2021.11.07
演奏会
11月30日の「雅楽で舞う 雅楽と踊る 伶楽舎×森山開次」公演。
後半の2曲は現代雅楽に合わせて森山開次さんと4人のダンサーが踊る作品です。
どちらもパリの国立フィルハーモニー・ド・パリの大ホールにおける「ジャポニスム2018」公演で上演され、高い評価を得ました。
このうち、猿谷紀郎作曲「綸綬(りんじゅ)」は、作曲者が伊勢神宮の神嘗祭に参拝した時の印象をもとにした作品です。
綸綬とは御簾のふちを飾る、絹糸を縒り合わせたもので、この美しさと誇りを参拝の象徴として、題名にしたといいます。
曲中では雅楽の楽器だけでなく、サヌカイトという讃岐地方で採取される固く緻密な石の澄んだ音や、律鐘というリンのような鐘の音も多用されます。
「綸綬」の演奏と、そこに縒り合わす5人のダンサーによる踊りに、どうぞご期待ください。