雅楽コンサートno.37 聴きどころ④横笛三章
横笛四重奏「横笛三章」(芝祐靖作曲 1970年)
雅楽の龍笛、能楽の能管、歌舞伎や民俗芸能の篠笛、という、普段は殆どつながりのない三種の横笛を用いて、それぞれの特徴や技法を生かして作曲された意欲的な作品です。
曲は、第一章「響(きょう)」、第二章「韻(いん)」、第三章「韶(しょう)」から成り、初演は能管や篠笛の演奏家とともに演奏されましたが、今回は、1989年に龍笛四人用に改作された楽譜を用いての演奏です。
32年ぶりの再演、技巧を凝らして絡み合う龍笛の四重奏をお楽しみください。