2019.05.08
演奏会
名曲として親しまれている盤渉調「青海波」は、もとは平調だったということですが、その伝承は途絶えています。
さて、どんな音楽だったのでしょう。想像がふくらみます。
今回のコンサートでは平調「青海波」再現の試みのひとつを、管絃の演奏でお楽しみいただきますが、「復元楽器による 蒼海波」ではさらに遡って、唐代の「青海波」はこんな感じでは?という演奏をお聴きいただきたいと思います。
古い旋律の流れを笙の合竹(あいたけ=和音)から拾い、柔らかい響きの復元楽器「竽(う)」と「大篳篥(おおひちりき)」の二重奏に構成してみました。
西域の湖からどんな風が吹いてくるでしょうか。(宮田まゆみ)