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    『源氏物語』に描かれた舞楽「青海波」の場面には「木高き紅葉の陰に四十人の垣代いひ知らず吹き立てたる」という記述があります。垣代(かいしろ・かきしろ)は青海波特有の作法で、かつては40人もの垣代が行列して「大輪」を作ったり、二つの「小輪」を作ってその人垣の中で舞人が装束を着改めて出てくる演出があったことが知られています。

    今回はホール公演でスペースも人数も限られているため、こうした壮大な演出をそのままに行うことは難しいのですが、舞楽「青海波」の途中に、「詠」「垣代楽人音取」「唱歌」「垣代奏楽」といった垣代作法を入れての上演を試みます。

    光源氏の声が迦陵頻伽のようであったために皆が涙したと記される「詠」は小野篁の作った漢詩ですが、今回はこれに伶楽舎音楽監督の芝祐靖が節をつけたものを唱えます。

    「青海波」でしか見ることのできない、この垣代作法にもどうぞご期待ください。

     

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