2018.05.12
演奏会
平安時代のころより、祝賀の場に雅楽は欠かせないものでした。御賀や元服などの祝いの儀式では舞楽が舞われ、その後の御遊では管絃が奏されてきました。この演奏会では、祝賀にふさわしい曲を集めて演奏いたします。
第一部では、「歓無極(歓び極まり無し)」と歌う朗詠「嘉辰」、歓喜の声をそなえるという「合歓塩」、慶賀を表すという「長慶子」を演奏します、また「地久」は天長地久を願って通常は舞楽として上演されますが、今回は特別に琵琶と箏を入れた管絃のスタイルで演奏いたします。
第二部では、「賢王万歳」と鳳凰が囀った声を模した曲として、慶事にしばしば演奏される舞楽「萬歳楽」、そして芝祐靖作曲「新作雅楽組曲 瑞霞苑」から、「颯踏・急」の舞楽部分を上演いたします。祝賀の雅楽曲をどうぞお楽しみください。